アロマを取り入れた介護現場より【島原市・輪が家】

長崎・地域密着型ディホーム輪が家・馬場絵美さん

目次

なぜ介護を仕事に選ばれたのですか?

高校卒業時にちょうど就職難で、母が介護の仕事をしていた事もあり興味が湧き、介護の短大に行き20歳から介護の仕事をしています。

介護事業所を立ち上げた理由は何ですか?

学校で学んだ事と実際の介護現場の違いを目の当たりにしました。

大きな施設で、若い仲間と働く事は楽しくもあったけれど、仕事にはお年寄りとの関わりよりも、スピードを求められました。おむつ交換も食事介助も、入浴もスピード重視。またお年寄りはずっと座らせっぱなしは当たり前。

本人が望まないリハビリを無理矢理して、頑張ってもらっていたのにも関わらず、翌日、突然亡くなってしまったり、人生の最後にあれで本当に良かったのかと思う気持ちを拭うことはできなかったのです。

介護保険の制度も変わり、残業をするのが当たり前、幼かった我が子を朝から遅い時間まで保育園に預け、また、自分で工夫してやってみた仕事が認められなかったり、理不尽で自分が悪くなくても叱られたり、
雇用されるという事の苦しさを感じていました。

そんな頃、三好春樹さんが書いた書籍と出会い、誰もが自分が好きなように過ごせる場所がある事を知り、自分で一から調べて、一年間で介護事業所を立ち上げました。37歳の時でした。

日々の介護現場でどのように使っていますか?

エッセンシャルオイルをディフューズするのはもちろんですが、スタッフが利用者さんの足のマッサージをする事で、触れ合うツールになっています。お年寄りの足を丈夫にする事はとても重要ですが、
お年寄りたちはそれ以上に、自分の足が綺麗になって行く事がとても嬉しいようでした。

眠れないと訴えていた方達の服薬も自然と減り、高齢者アパートで暮らすお年寄りたちも、良く寝れるようになりましたので、夜勤の夜も穏やかな時間が増えました。

療法が介護の現場にある事で、一番印象的だったことは何ですか?

食事にミネラルを加えるようになったら、みなさんの血圧が自然と落ち着いて行きました。

糖尿病で、食べても食べても体重が減り続け、皮膚疾患にも悩む男性がいました。

ご本人とご家族の了解のもと、ミネラル等の栄養補助を行うことで、インスリンがいらなくなり、主治医から施設の食事が良いのでしょうと褒めて頂いた時は、とても嬉しかったです。

他にも色々なことが目に見えて変化して行きました。日々の暮らしを少し工夫するだけで、その人らしい当たり前の暮らしを応援できるアロマは心強い味方になってくれています。

これからの夢は何ですか?

病気になる前に、要介護になる前に、予防して行けるような健康事業を始めることです。

輪が家の周りに、ミネラルを使った野菜を育て、誰もが気軽に立ち寄れるカフェや食事処のある、そんな小さな村を作ることです。

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