アロマセラピーと先端医療

「香りはなぜ脳に効くのか」塩田清二著
という医学博士の本を久しぶりに読み返しました。

購入したときは、まだ日本の医療とアロマセラピーの関係が

今ほど急激に近づくとは予想もしていなかったので

どこか、他人事のように読んでいました

でも、わずか数年で、今ならここに書かれていることの一つ一つが

多くの人に受け入れられる時代に入った事に気が付きます

「痛みのもとは脳なのです。これまでに改善が難しかった

トータルペインを和らげるターミナルケアにも

アロマセラピーの活用が始まっています

においが人体に与えるメカニズムの解明と

客観的な変化を計測できる機械の開発と進化で

科学的根拠(エビデンス)が次々と明らかになっています

今、まさに、におい=精油の芳香物質が人体に及ぼす影響の研究は

黎明期(新しく時代が始まる時期)を迎えているのです」
<著書より抜粋>

この書籍が書かれたの8年前

私が介護と看取りの現場で

介護ホームのお年寄り達に、我が親に

フランス式のエッセンシャルオイルを

使い始めようとした頃

この書籍の存在も知らずに

介護と看取りにシンプルにエッセンシャルオイルを使い

結果を仲間と共に目の当たりにしてきた年月が

今、またこの書籍との出会いを結んでくれた。

いつもいつも、物事が起こった後から

後付で、裏付けのようなものがやってくる

急激に、大きく、日本が変わろうとしているのを感じる

こんなもので何が出来るのかと

そんなエビデンスの無いモノを使わないでくれと

排除されてきた期間は、まさにこの8年と重なる

もっとずっと以前は、医療の現場もこの植物の力を

むしろ、医療従事者の方たちこそ

自分自身の助けにと、強く求めていたはずだったのに

なぜ、この期間、これほど強く手のひらを返すかのように

排除に会ってきたのかは不思議だった

それでも、淡々と生きて来るしかなかった

この植物たちと縁を切るという選択肢は

端から無かったのだから

また、少し前の時代のように

世の中から、求められ始めている風を感じる

世界で一番売れているエッセンシャルオイルの会社が

お世話になっているのは

日本の精密機器であると耳にしたのを確かめるように

この書籍にもその機器会社の名前が記されていた

時代が動いている

テレビの向こうで多くの人たちが慌てふためいている

どっしりと、その場を動かずに

いつも右左する人間たちを眺めてきた植物たち

今日も彼らは、風に吹かれている

動かずに、慌てずに

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