こんなに暑苦しい、アロマタッチを見た事があるだろうか?
栃木県鹿沼市の、«はいこんちょ»というふざけた名前のディサービスで行われた、ヘルプケア・アロマ講座の最終日。
介護男子が二組、ベッドと布団でアロマタッチを練習しながら「なんだか、だんだんこの背中が好きになってゆく…」と。
受けている方も、「優しいフェザータッチをうけながら、もうこのまま、目が覚めなくてもいいと思えた」と…
私は、障子の影から、男子部のアロマタッチを、笑いをこらえながら、隠し撮り!
どんだけ、やさしぃんじゃ、おめぇら!
翌朝の、女子部講座はこんなにきれい!
アロマタッチをしながら、涙をポロポロ零す人も…
「どうでしたか?二度目のアロマタッチは?どなたか、やって差し上げたい人は、浮かびましたか?」
の問いかけに、「はい、元旦那!今、あまりシアワセじゃないから…」
「そっかぁ、そしてお母さんには、どうですか?」
思いがけない私からの問いかけに、その方は目を丸くした。
まだ、間に合う人たちがいる。まだ、親がこの世に居てくれるうちに…
介護職として、他人の心配ばかりをしてきた人達だからこそ、まずは家族から…
そんな投げかけをしてみました。
親は永遠には、生きていてはくれないから…さ。
利用者さんにやってあげたいと言うのが、介護職の彼らの本当の思い。
「やってみました!そしたら、むくんだおばぁちゃんの足がひゅって細くなって、気持ちいい、気持ちいいって言ってくれて、娘さんも、足のマッサージだけしてもらったら、帰ってきてもいいよなんて、おばぁちゃんに話しているくらいで、
ご本人もわかるみたいで、アンタ達が油を塗ってくれるからこんなに足が細くなったって、本当に嬉しそうに言ってくれたんです。」
そう聞かせてくれる、介護女子の嬉しそうな事。こちらまで、ソレソレ!本当にやって欲しかった事はー!って、うれしくなりました。
介護職のあなた達が幸せである事、それが日本のハッピーなんです♪