修学旅行のような、ろくじろうの夜

「おはようごさいます。修学旅行のように、雑魚寝した二人です。今日もろくじろうでお待ちしております。」
朝、昨夜の夜勤者から入ったろくじろうLINE。

夜中に大騒ぎするさみしんぼうたちは、デイルームに布団を引っばってきて、皆で寝肩寄せあって眠った夜だった様です。

みんなで雑魚寝したはいいけれど、七郎さんは「お父さんスイッチ」が入ってしまい、隣でねむる看取り期の仲間の肩をゆらしながら「生きてるか?この人大丈夫かなぁ?」と心配したり、

風邪をひかないように、皆の掛け布団を探しに、四つん這いで這い出したり、

一晩中、仲間たちの事が心配で落ち着かず、朝は朝寝坊だったそうです。

要介護五の年寄りに見守られながら、布団で眠る夜勤者。最高じゃありませんか!

最高の仕事じゃありませんか!
やってあげる事がある。心配してあげる人が居る。そんな時間を差し上げる事が出来た、最高のケアです。
「この人は生きているのか?」実は、多くのお年寄りたちが、本気で相手を気遣う姿を見て驚いた介護現場の世界。

今夜も夜勤の皆様、ご苦労様でございます。みんな、いい夢、見てますか?
神様たちを見守る、介護現場の皆様。今夜も、沢山の笑いと学びを♪

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