俺の足、おつかれ〜

アロマ介護男子増殖中!

ペパーミントとラベンダーの足マッサージは、夜勤明けに「俺の足、おつかれ〜」と言って塗ってあげたいと!

脇の下に塗った、ディプブルーとレモンは、何だか羽になって飛べそうな気がするって。

ハンド&ボディローションに入れたラベンダーを顔に塗ると、産まれて初めて、ひげ剃り負け以外で、自分の顔にいい匂いのものを塗ってあげたって!

ドンだけ喜ぶんじゃ、介護男子〜♪

「死んだ父にやってあげられなかった分、残った母にやってあげるチャンスが来るかもしれない。」

「父親には、絶対触れる事が出来ないと思って自分は生きてきたんですよね、そんな自分にも、親に触れるチャンスが来るのかと、考えちゃいました。」

「施設で暮らす母にね、覚えたマッサージをして上げにいったんです。

そしたら母が言ったんです。汚くないのかいって。

毎日、お風呂に入る事は出来ないから、母の足にゴミが溜まっていたんです。

そんな母の足を見た時、涙が出ました。」

アロマの香りの中で、自分の足をマッサージしながら、みんな親を思った。

人はいくつになっても、親を思うものだと、年寄り達から教わった。
三十代でも、四十代でも、親を思うものだと、若造達から教わった。
青い月夜の浜辺には、親を亡くして泣く鳥が…
介護事業を始めた頃、皆で歌った浜千鳥。
「皆さんは、親を思い出す時がありますか?」
そう、80才をとうに超えた方達に訪ねてみた。
一人残らず、頷いた。

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